中国に出張に行った時、お客さんの好意で、本当に良いホテルに宿泊できました。 なにしろ、水が貴重な上海です。 あちこちで「水が出ない」「黄色く濁った水が出る」「シャワーのお湯が出ない。途中で水に変わった」等、悲鳴に近い内容を散々聞きましたが・・・。 自分が泊ったホテルは、そういう事は一度も無し。 まぁ、あの町で、「温水プール完備」なんて、既に別格なのかも知れません。 一流を越えた、「超一流」ホテルだったのだと思います。 ところが・・・。 一流過ぎて、困った事が1度だけありました。 面白がってホテル近くのスーパーに行ったら、果物コーナーで「ドリアン」が売っていたのです。 トゲトゲの巨大な実を、山積みにして売っていたのですが、それは買っても食べ様がありません。 (恐らく、あれを割るには鉈が必要でしょう) しかし・・・冷蔵ケースに入って「中身のみ」パックに詰めたものが売っていたのです。 日本のスーパーで切ったパイナップルや、切ったスイカを売る時と同じ、白い発泡スチロールのトレイに入れられていて、上からラップが被せられています。 ラップの端には、品名や値段、製造日が印刷された紙のシールまで貼られていて、どこまでも日本と同じ感じでした。 この「日本と同じ感じ」に騙されて、なんとなく買ってしまったワケですね。ドリアンを・・・。 買ってから気づいたのは、「ドリアンは、ホテルへの持ち込みが禁止されている」という事。 理由は、あの猛烈な臭い。 いやー、でも、これ臭いはしないしなー。と、最初はそう思っていました。 しかし・・・レジに並んだ辺りから、だんだんと異様な臭いが自分の周りに広がり始めていました・・・。 数人を経て、自分が会計する頃には、もう隠しようがない悪臭が周囲に漂っていました。 無論、現地の人は平気な顔をしていましたが、私はひたすら焦っていました。  ホテルから追い出される 正直、そう感じるほどの臭いでした。 なにしろ、ドリアンを入れたカバンは「きっと捨てないとダメだ」と覚悟したくらいの臭気です。 民宿とかゲストハウス、2流、3流どころのホテルがったら問題無いのかも知れませんが・・・。 よっぽど、途中で捨てようかと思ったほどのドリアンですが、結局は好奇心に負けて、ホテルの広大な庭の隅で一気食いしました。 さほど美味しいとは感じませんでしたが・・・胃からこみ上げてくる様な異臭を、他人が嗅ぎ付けるのではないか? とそっちの方が気になりました。 まぁ、あまりにも良いホテルに泊まるのも善し悪しかも知れません。